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エンジニアの英語力を爆上げする3ステップ!【完全保存版】

エンジニアの英語勉強法について今日は紹介するよ!

  • エンジニアって英語の勉強必要?
  • エンジニアが英語できると何がいいの?
  • どうやって英語を勉強したらいいかな?

などの疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています!

結論から言うと、IT・Webエンジニアは英語ができると、多くのメリットがあります。

私も英語が苦手でしたが、今では海外のエンジニアとやり取りしたり、英語の技術情報をいち早くチェックしています。英語はプログラミングと同じで、続ければ出来るようになります。

しかし、時間を要するので、効率的に学習する必要があります。

英語を独学した私の経験から、この記事では、エンジニアが英語を学ぶメリットと英語の勉強法を解説します!

「実用的な英語を学びたい」

「エンジニア業務で、英語を使いこなせるようになりたい」

「海外移住を考えてるから、英語を学びたい」

という方は、ぜひ記事を最後まで読んでください。英語力を上げる方法が分かりますよ!

そして、英語学習を今日から始めましょう!

こんな人におすすめ
  • コードを書くときに英単語で悩むエンジニア
  • 分かりやすいコード(読みやすい英語)を書きたいエンジニア
  • 将来、海外移住を目指してるエンジニア

エンジニアに英語力は必要か

「英語はあんまり自信ないし…」

「日本にいても英語力って必要…?」

と疑問に思う方はいるでしょう。

しかし、エンジニアに英語力は必要です!

その理由を一つずつ見てみましょう。

ドキュメントは基本、英語

プログラミングの世界では、公用語が英語です。プログラミング言語やその周辺技術は、世界中の人々が使うため、英語で成り立っています。

そのため、ドキュメントサイトや文献、チュートリアルサイトなどは英語で書かれています。

例えば、GitHubのライブラリの説明文をほとんど英語です。

引用元: React

「でも、日本語対応してるサイトもあるよね?」

と思う人もいるでしょう。

確かに、多言語対応しているサイトはあります。しかし、それらは一部の有名なプログラミング言語やフレームワークのみで、大体のサイトは英語だけで書かれています。また、日本語版は最新でない可能性が高いです。

最新情報をチェックするためには、常に英語版を読むようにしましょう。

エンジニアは常に変化に対応していかなければなりません。

新しい技術や斬新なアーキテクチャが発表されたのに、「英語で書かれてるから理解できなかった」となると、一歩出遅れてしまいます。

日本語だけの情報では、遅れてしまいます。英語を理解して最新の情報をキャッチアップすることで、エンジニアの価値を上げることができます。

英語で得た情報をアウトプットし、その知見を周囲に広めてください。それだけでも、英語ができない人に比べたら、「詳しい人」とアピールできますよ!

コードは英語で書く必要がある

プログラミングは英語で成り立っているので、コードも全て英語です。

実際、日本語で書いても動きますが、英語で書くことが慣習になっています。

「コードを英語で書くのが苦手…」

という人は多いのではないでしょうか。

私も最初の頃は、よく分からない英語を書いていました。よく分からない英語だと、コードもよく分からなくなります。半年後に見返して、「酷いなこのコード…」と思ったら、自分のコードだったなんてことは多々ありました。

しかし、簡単な文法と英単語を知るだけで、分かりやすいコードを書くことはできます!難しい英文法を覚える必要はありません。中1レベルで問題ないです。

具体的な方法は、記事の後半で解説しますね。

エラーやバグを理解するため

プログラミングをしていると必ず、エラーやバグに遭遇します。

エラーにはメッセージが含まれており、その殆どは英語です。

エラーを解決するためには、メッセージを読んで「何が問題なのか」を理解しなければなりません。英語ができないと、原因が分からないので、解決するのに時間がかかってしまいます。

また、エラーメッセージをGoogleで検索したときに出てくるのは、ほぼ英語の情報です。

例えば、StackOverflowは世界最大級の技術コミュニティですが、英語で質問し、英語で回答しなければなりません。

最近では、Qiitaなどの日本語コミュニティが活発です。簡単なエラーであれば解決可能でしょう。

しかし、「日本語だけ」と「日本語+英語」の情報量は大きく異なります。

英語が読めることによって、情報の差が大きく出てきます。

エンジニアが英語を学ぶメリット

エンジニアの英語の必要性を見てきました。次に、エンジニアが英語を学ぶメリットを確認しましょう。

最新の技術情報を得られる

世界中のエンジニアに向けたIT・Web系の最新技術情報は、英語で発表されます。

など、これら全ては英語で書かれます。

英語ができることによって、最新の技術をキャッチアップできます。そして、それを本業に生かしたり、ブログに書いたり、Qiitaに投稿したりと色々な形でアウトプットできます。

エンジニアとして成長するためにはアウトプットは必須です。

アウトプットする過程で、たくさんの情報をインプットし、自分の言葉に置換えます。

たくさんの情報をインプットするには、日本語情報だと少ないです。英語の情報をキャッチして、他のエンジニアと差をつけましょう!

技術書に関しても、英語の方が有利になります。

日本語版が出るのが少なくとも半年〜1年以上かかります。英語版を読めるようになれば、この差を埋められます。

例えば、Safari Booksなどの技術書の定額サービスを利用すれば、最新刊を常にチェックできますよ!

海外で就職できる

国内で働いてるエンジニアが英語ができるようになると、海外就職できる可能性はグンと上がります。

なぜなら、日本のエンジニアのレベルは高いですし、英語さえクリアすれば十分通用するからです。

私は北米に留学をして現地で就職活動もしましたが、現地の技術レベルは日本と変わりませんでした。むしろ、日本で活躍できていれば、それだけでアドバンテージになります。

海外で活躍されてる日本人は多いです。例えば、Webクリエイターのmanaさんは有名ですね。

「海外就職できる英語力って物凄い高いんじゃ…」

と思うかもしれませんが、実際はそこまで高くなくても問題ありません。

最低限のリスニング力やスピーキングは必要ですが、エンジニアは文章だけでやりとりもできますし、コミュニケーションを取る姿勢の方がもっと大事です。

英語が分からないのは当たり前なので、「理解する努力」を見せれば、相手も分かってくれます。

GitHubのissueでやりとりできる

エンジニアでGitHubを使用してる人は多いでしょう。

使ってるライブラリのバグに気づいて、issueを立てた人はどのくらいいるでしょうか。

また、PRを送って、議論した経験がある方はどのくらいいるでしょうか。

おそらく、そこまでやってる方は少ないと思います。

英語で書くのを躊躇していたら、もったいないです。

英語力を上げたいなら、積極的にコメントをしてみましょう。

海外ユーザーのほとんどは、英語が母国語ではありません。しかし、多くの人がissueに参加しています。

少しでも気になったら、コメントしたり、issueを上げてみましょう。

そういったやりとりで技術的な議論ができると、本業でもその知見を生かすことができますよ。

エラーの解決力が上がる

先ほど紹介した通り、エラーやバグのメッセージは英語で書かれています。

Googleで解決する方法も英語で書かれていることが多いので、英語が読めると、解決までのプロセスを短縮することができます。

StackOverflowで見つからなかったら、GitHubのissueをチェックしてください。左上の検索欄にエラーメッセージを記入すればヒットするかもしれません。

もし、解決策がなければ、issueを立てて質問してみましょう。

積極的にコミュニティに関わることで、エラーのヒントを早く見つけられますよ!

コードの質が上がる

シンプルな英語を使うだけで、驚くほどコードの質が上がります

ここで言うコードの質とは、「読みやすさ」です。

シンプルな英単語を使うだけで、他人にとって読みやすいコードになります。

普段プログラミングをしていると、自分のコードがどう読まれるか意識しないかもしれません。

しかし、コードを書くときは常に「読みやすいか」を意識してください。半年後の自分に書いてるつもりで、見直してください。

そのときに、簡単な英単語を使ってください。そうすると、コードの質はグンと上がります。

エンジニアの英語力を爆上げする勉強法

それでは、実際にエンジニアの英語力を上げる方法を見てみましょう!

この勉強法の対象読者は、次の方を想定しています。

勉強法のステップは次の通りです。

  1. 目的を決める
  2. 必要な英語力を知る
  3. 目的別に勉強をする
    • コードの英単語力を上げる
    • ドキュメントを英語で読めるようになる

一つずつ見てみましょう!

1. 目的を決める

英語を学習する際に大事なことは「目的を決める」ことです。

なぜなら、目的がないと遠回りをしてしまうからです。

例えば、「英語のドキュメントサイトを読めるようになる」が目的なのに、オンライン英会話で「話す」練習ばかりしていてはスラスラ読めるようにはなりません。また、英語学習の記事に書いてある教材や勉強法を手当り次第に手をつける人がいます。本人の目的が「読む」ことなのに、英会話のアプリを毎朝やっても意味がありません。

大事なことは、目的にに沿った学習を集中的にすることです。

英語能力は、「聞く」「話す」「書く」「読む」が密接に関連してるので、相互的に伸ばすことができます。「聞く」を頑張れば、「話す」能力も向上するし、「話す」を頑張れば、「書く」能力にも影響します。しかし、短期的に伸ばすなら集中して勉強した方が効率的です。

英語のドキュメントサイトを読むためには、「読む」技術を伸ばしましょう。

例えば、次のようなステップです。

  1. 文法を理解する
  2. 精読をして、英語の構造を理解する
  3. 技術に関する英語を多読する
  4. 分からない箇所があったら、「1」と「2」に戻って繰り返す

もっと言うと、その「英語のドキュメントサイトを読めるようになる」の先はなんでしょうか。

インプットをした情報を元に、ブログに新しい技術の記事を投稿したり、登壇して発表したり、会社内で知見の共有をしたりと目的があるはずです。

「エンジニアの英語力」と言っても、活用方法は人それぞれです。

これから英語学習を始める人は、その英語力を使って「何を成し遂げたいのか」をハッキリさせましょう。

では、この記事では英語学習の目的を次の二つに絞って考えてみましょう。あとで目的に沿った勉強法を紹介しますね。

  1. 英単語を覚えて、分かりやすいコードを書く
  2. 英語の技術情報を読んで、ブログにアウトプットする
まとめ
  • 英語学習の「目的を決める」
  • 目的に沿った学習を集中的に行う
  • 例えば「英語のドキュメントサイトを読む」が目的なら「読む」技術を伸ばす

2. 必要な英語力を知る

英語学習の目的を決めました。

  1. 英単語を覚えて、分かりやすいコードを書く
  2. 英語の技術情報を読んで、ブログにアウトプットする

では次に、その目的を果たすために「必要な英語力」を知りましょう。

英語能力は、「聞く」「話す」「書く」「読む」が密接に関連しています。

上記の目的の場合は、「書く」「読む」が重要になります。

「書く」能力

英語を「書く」ために必要なことは、次の通りです。

「コードを書く」に関して言うと、高度な文法力は必要ありません。

中学英語が何となく分かるぐらいで十分です。

単語力も技術に関連した、単語を覚える程度で大丈夫でしょう。

例えば、関数の名前をつけるときや変数の名前で使用します。

などですね。

「読む」能力

英語を「読む」ために必要なことは、次の通りです。

英語を「読む能力」を効率的に上げるには、「精読」と「多読」をバランス良くやることです。

精読 多読
  • 文法をマスターする
  • 英文解釈力を高める
  • 大量の英語を読むこと
    • 技術ニュースサイト
    • 技術ブログ、書籍など

どちらが欠けてもダメです。

英語の構造を理解していないと、スラスラ読むことはできません。そのために「精読」をします。そして、「多読」をして、単語力を上げます。

この二つの学習を継続すると、読む技術は向上します。

まとめ
  • 目的に必要な「英語力」を知る
  • 「書く」能力は、文法力、単語力
  • 「読む」能力は、文法力、英文解釈力、単語力
  • 「読む」能力を上げるには、「精読」と「多読」をバランス良くやること

3. 目的別に勉強をする

ここからは、目的別に具体的な勉強法を見てみましょう。

自分が叶えたい目的によって変わりますが、次の目的はほとんどのエンジニアに通じると思います。

  1. 英単語を覚えて、分かりやすいコードを書く
  2. 英語の技術情報を読んで、ブログにアウトプットする

具体例を参考にして、自分の学習方法を考えてください。

「英単語を覚えて、分かりやすいコードを書く」の勉強法

それでは、「英単語を覚えて、分かりやすいコードを書く」の具体的な勉強法を見てみましょう。

  1. 技術に関連した英単語を覚える
  2. 関数や変数の名前の付け方を知る

技術に関連した英単語を覚える

分かりやすいコードを書くためには、技術に関連した英単語を覚えてください。

技術に関連した英単語は多くても500単語ぐらいでしょう。

500単語ぐらいならすぐ覚えられます。

しかも、ほとんどは簡単な動詞や名詞です。

受験勉強で、2000語とか3000語とか覚えてたのに比べたら全然楽ですよ。しかも普段使わない難解な単語も多かったですし。

この記事では具体的な英単語について触れませんが、参考になるサイトをリストアップしておきます。特に動詞の意味については、チェックしておきましょう。

参考サイト

関数や変数の名前の付け方を知る

関数や変数に名前をつけるときは、次のことに注意しましょう。

こちらの詳しい説明は、別の記事で解説しますね。

「英語の技術情報を読んで、ブログにアウトプットする」の勉強法

英語のドキュメントサイトや書籍を理解するためには、「読む」力を鍛えましょう。

  1. 英文法を理解する
  2. 英文読解力を上げる
  3. 英語を多読する

英文法を理解する

コードを書く程度の英語であれば、文法を復習する必要はないでしょう。

英語のドキュメントサイトや技術書をスラスラ読むためには、一度文法の参考書に目を通すのをおすすめします。

おそらく「英語で読みたいけど、自信ないんだよなぁ…」という人が多いと思います。

そんな方がいきなり難解な技術書に手を出すと、挫折してしまいます。

文法の参考書で、中学校時代の英語をおさらいしましょう。

おすすめは、「一億人の英文法」という本です。

「一億人の英文法」は中学校の英文法を網羅し、実用的に優れた内容になっています。特に、「なぜ」に注目して文法の成り立ちを説明しているので、頭でイメージがしやすく非常に分かりやすいです。

同じ著者ですが、「ネイティブスピーカーの英文法絶対基礎力」もおすすめです。

ネイティブがどのように英語を使っているのかという感覚を身につけることができます。

英文読解力を上げる

先ほど「精読」について解説しました。

「精読」の質を上げると、英文を理解するスピードが格段と上がります。

「精読」では、英語の一つ一つをしっかりと捉えて、なぜこの構造なのかを理解しましょう。主語、動詞、形容詞、副詞があって、この文のこの単語は一体どれに当てはまるのかを考えるのです。

学生時代に、「SV」「SVC」とかやりましたよね。あれを正確に捉えられると、英語の文献をスラスラ読めるようになります。

ドキュメントサイトでは難しい表現は出てきません。

しかし、技術書をストレスなく読むには英文読解力を上げるのをおすすめします。

少し難しいですが、確実に為になる本をご紹介しておきます。

基礎英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略) 」です。

「基礎英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略) 」は、例文をもとに英文読解力を上げるテクニックが100個紹介されます。「SVの見つけ方」「関係詞の把握」「仮定法の把握」など、痒い所に手が届く内容ばかりです。

この100個をマスターすれば、ほとんどの技術書は読めます。

そもそもこの本は大学受験を想定しているので、普通の社会人向けの英語本より難解です。

ですが、確実に英語力は身につきます。

英語力を爆上げしたいエンジニアは、ぜひチャレンジしてみましょう!

英語を多読する

「精読」ができたら、「多読」しましょう。

「多読」するときは、「精読」するときみたいに一文一文目を通さなくて大丈夫です。分からない単語や表現があっても読み進めてください。

そして、その単語を何回も目にするようであれば、意味を調べましょう。何回も出てくると言うことは、重要単語です。

最初は、読み終えるのに時間がかかるでしょう。しかし、上記を繰り返すことで、英語を読むスピードは上がっていきます。

ポイントは、簡単なものから始めることです。

自分の知っている分野の技術書などいいと思いますよ。背景知識があるので、ある程度理解して読めるからです。

逆に全く知らない技術の本は、おすすめしません。

英語も分からないし、内容も分からないしで二重苦です。

英語の書籍はアマゾンでも買えます。

先ほど、紹介したSafari Booksのような定額制サービスに入るのでもいいでしょう。月額4000円ほどで、オライリー関連のほとんどの技術書が読み放題です。

こちらは英語書籍が購入できるサイトです。気になるものをチェックしてください。

おすすめ英語書籍サイト

また、英語の技術サイトで言うと、Mediumもおすすめです!

Mediumは、キュレーションメディアで、世界中の人がそれぞれの専門性を記事にしています。

 

もちろん、プログラミング関連の記事もたくさんあります。

毎日気になる記事をピックアップして、確認してみましょう!

「Publications」と呼ばれる媒体があり、好きなPublicationsを登録しておけば特定の技術や最新情報をチェックできます。

エンジニアは次のPublicationsをフォローしておきましょう。

それ以外にも、dev.toも英語の技術情報サイトとしては有名ですね!

英語勉強法のまとめ

エンジニアの英語勉強法を具体例を交えて見てきました。

  1. 目的を決める
  2. 必要な英語力を知る
  3. 目的別に勉強をする
    • コードの英単語力を上げる
    • ドキュメントを英語で読めるようになる

大事なことは、目的を持って戦略的に取り組むことです。

闇雲に参考書を漁っては意味がありません。

「なぜ今これが必要なのか」を理解しながら、学習をすすめてください。

一つ一つのステップは楽なものではありません。しかし、着実にやればしっかりと身につくものです。

実際に、私は上記の勉強をして、今は難なく英語サイトを読めています。

TOEIC900点を目指すわけではありません。あくまで、実践的な英語力を目指してください。

英語を一つのツールとして、アウトプットを心がけましょう!アウトプットすれば、エンジニアの価値をあげることができます!

では、次に海外移住を視野に入れているエンジニア向けの勉強法を紹介したいと思います。

海外移住を考えているエンジニアは

それでは、海外移住を考えているエンジニアの英語力を上げる方法を見てみましょう!

この勉強法の対象読者は、次の方を想定しています。

必要な英語力とは

海外移住するために最も必要な英語力は、「聞く」と「話す」力です。

「聞く」と「話す」力は一朝一夕では身につきません。

一般的に1000時間必要と言われているので、時間が掛かることを覚悟しておいた方がいいでしょう。

私の感覚だと、実際はもっと掛かると思います。

自分が納得できるレベルまで達成するには、10年以上かかることもあるでしょう。

エンジニアとして働くための英語力は、2、3年かかるとみた方がいいです。最初の1年目は英語環境への慣れを作り、2年目以降に自分の言いたいことを言えるようになって、3年目ぐらいでようやく自信がつくぐらいです。

注意して欲しいのは、完璧を求めなくていいことです。

英語はあくまでコミュニケーションツールです。完璧にしないと働けないとかはありません。

それよりも、技術力や仕事ができるかの方が重要です。

完璧じゃなくても、英語環境にどんどんチャレンジするのをおすすめします!働きながら英語力は養われます。お給与も貰えて、英語力を伸ばせたら一石二鳥です。

海外で活躍するための英語勉強法

では、「聞く」と「話す」の英語勉強法を見てみましょう。

  1. リスニング力を上げる
    • 英語の音を学ぶ(精聴)
    • チュートリアル動画で言い回しを覚える(多聴)
    • Netflixを見る(多聴)
    • Podcastを聞く(多聴)
  2. スピーキング力を上げる
    • 発音力をあげよう
    • 音読をしよう
    • オンライン英会話を600時間やろう
    • 日記を書こう

リスニング力を上げる

よくリスニング力を伸ばすために大量の英語を聞き流すやり方が紹介されていますが、初心者の人が無闇に英語ニュースを聞いているだけではリスニング力は伸びません。

リスニング力を上げるには、「精聴」と「多聴」をバランス良く行ってください。

精聴とは

「精聴」とは、英語を一文一文ずつ聞いて、正確に音を捉える聞き方です。精聴では、音の判別をして、きちんと意味を理解することが重要です。聞き取れなかった箇所は、自分の声で発音して、音を覚えます。

精聴の目的は、正確な発音、音、抑揚などを脳にインプットさせることです。自分が発音できない音を何度聞いても、永遠に聞き取ることはできません。英語の音を知り、自分で発音して初めてリスニングの土台ができるのです。

多聴とは

「多聴」とは、とにかく多くの英語に触れることです。「精聴」とは対照的に、細かい音や意味などは気にしません。大まかな内容を理解できれば大丈夫です。

多聴の目的は、話を推察する能力を養うことです。知らない単語が出てきたけど、何となく内容が分かれば問題ありません。質より量を重視して様々な英語を聞くことで、英語に慣れることができます。

それでは、「精聴」と「多聴」に最適な練習方法を見てみましょう。

英語の音を学ぶ(精聴)

まずは「精聴」の勉強法を見てみましょう。

「精聴」は、音を正確に捉えることが目的でしたね。

音を正確に捉えるには、英語の細かい音を自分で発音できなければなりません。

発音ができると、脳に英語の音をインプットできます。

脳にインプットされると、英語を聞いたときに「あ!この音聞いたことある!」と反応できます。

逆に脳にインプットされていないと、ただのBGMとして聞き流されてしまいます。

そのため、まずは英語の発音を強化しましょう。

発音でおすすめは、「英語耳」です。

英語耳は、発音の基礎をマスターできる教材です。子音や母音、Rの音など、全ての発音が練習できます。この教材を何度もやり込めば、発音力はだいぶ向上します。

マスターするつもりで何度もやってください。付属のCDを聞いて、音を真似てください。舌や口の位置を図で確認できます。それ通りにやれば、英語の音を発音できるようになります。

リスニングで悩んでいる方は、まずは発音をマスターしましょう。

発音ができたら、次はネイティブが話す「リアル」な音を覚えましょう。

私たちが教材などで聞く英語は、「リアル」ではありません。ネイティブの日常会話はもっと、早くて、あいまいで、聞き取りづらいです。そのため、多くの日本人は挫折してしまいます。

しかし、これも対策があります。

「脳にインプットされれば、英語は聞き取れるようになる」と紹介しましたね。であるならば、「ネイティブのリアルな英語」も覚えてしまえば、聞き取れるということです。

ネイティブのリアルな英語を学ぶのにおすすめなのが、「モゴモゴバスター」です。

一見すると怪しさ満点の教材に見えますが、効果は絶大です!

ネイティブが使う「曖昧な音」を全て網羅しているので、これさえ覚えてしまえば今まで聞き逃していた音をハッキリ捉えることができます

「モゴモゴバスター 」をマスターすれば、映画や海外ドラマの英語が格段と聞き取れるようになります。

実際に、私も何度も練習しました。音を聞いて、自分で発音して、言えるようになるまで練習します。1~2ヶ月もすると、似た音を敏感にキャッチできます。

今までは「よくわからない音」だったのが「英語」として認識できるようになります。

「精聴」の練習には最適なので、ぜひチャレンジしてみてください!

チュートリアル動画で言い回しを覚える(多聴)

「精聴」の練習と同時並行で、「多聴」もやりましょう。

エンジニアにおすすめなのは、プログラミングのチュートリアル動画をみることです。

海外のチュートリアル動画は豊富にあります。

字幕もついてるし、自分の知ってる技術なら理解しやすいでしょう。また、プログラミングに関連した言い回しを覚えられます。

例えば、「この変数に値を代入して」は、「assign value to the variable」など。普段使いそうな単語や言い回しをメモして、自分でも使えるようにしましょう。

おすすめの動画サイトはこちらになります。確認しておきましょう。

おすすめチュートリアル動画サイト
  • Udemy」  … 動画チュートリアルサイト。英語のチュートリアルが豊富
  • egghead」… フロントエンド技術の動画が豊富
  • pluralsight」… Webからモバイル開発まで豊富
  • Point-Free」… Swiftの動画が豊富
  • Lynda.com」… プログラミング、デザイン、ビジネスと幅広い動画で学べる

Netflixを見る(多聴)

英語の多聴なら、Netflixがおすすめです!

楽しみながら英語を学べるので一石二鳥ですよね。

私もずっとNetflixユーザーです!

Netflixで英語学習するときは、Chromeの拡張機能の「Language Learning with Netflix」は絶対使ってください。

LLNは、英語字幕と日本語字幕を同時表示できたり、単語の意味をリアルタイムで見れたりと便利機能がたくさんあります。ほとんどは無料で使えるので、入れておきましょう!

Netflixを見るときの注意点ですが、なるべく「英語字幕」で見てください。日本語字幕だと、日本語ばかり見て英語がBGMになってしまいます。英語字幕なら、音声と字幕の両方で英語をインプットできます。

ちなみに、英語学習におすすめの海外ドラマも紹介しておきますね。

おすすめ海外ドラマ
  • 「Abstract the art of design」… 有名デザイナーのドキュメンタリー。リアルな開発現場や会話を見れる。
  • 「Master of None」… 30代でニューヨークに住む男性の話。日常会話が勉強できる。
  • 「Friends」… 言わずと知れた王道の海外ドラマ。楽しみながら英語を学べる。

Podcastを聞く(多聴)

Podcastで多聴するのもおすすめです!

通勤中や家事をしながら聞けるので、忙しい人にはいいですね。

英会話を勉強したい人は、「All Ears English」がおすすめです。

ネイティブが使う英語について毎日更新されています。

1トピック20分程度なので、気軽に聞けますね。

スピーキング力を上げる

次は、「話す」ための勉強法です。

スピーキングは慣れです。実践を繰り返して、何度も間違えることで成長します。

それでは見てみましょう。

発音を鍛える

発音を鍛える練習は「リスニング力を上げる」でも紹介しましたが、話すのに特化した教材があります。

American Accent Training」です。

例文が豊富で、アメリカン英語特有の抑揚や発音を学ぶことができます。

こちらも何度も声に出して練習してください。

発音をさらに強化したい人には、おすすめの教材です。

音読をしよう

スピーキング力を上げたいなら、必ず音読をしてください。

音読をすることで大きなメリットがあります。

  • 発音が良くなる
  • リスニング力が上がる
  • スピーキング力が上がる
  • 英単語を記憶できる

英語を話すのが苦手な人は、口が英語に慣れていないだけです。外国人に急に話しかけられて、あたふたしちゃうのは英語を発する準備が整っていないからです。

「Hello, How are you?」

ぐらいだったら、誰でもスッと言えると思います。しかし、これが長文になると言い間違えたり、発音ができなくなります。

繰り返し音読すると、口が英語に慣れていきます。英語に慣れると咄嗟の一言も出てきます。

音読の目的は、英語を話すための準備を整えることです。相手と会話するのが本番だとしたら、音読はリハーサルみたいなものです。

自分が普段思っていることや、言いたいことを音読して声に発してください。100回も言えば、慣れます。

慣れたぐらいが丁度いいのです。言うことに慣れていれば、スラスラと英語が出てきます。

初心者の人は、音読をするときは発音に注意しながらゆっくり始めましょう。

そして、何回も繰り返してください。

詳しいやり方は、「英会話・ぜったい音読」を参考にしましょう。音読の重要性、音読の仕方が詳解してあります。

音読する教材はなんでもいいと思います。

簡単な教材や、好きな動画で練習してもいいでしょう。

中でも、Youtubeやチュートリアル動画の字幕を声に出すはおすすめです。

お気に入りのYoutubeを見つけて、字幕を音読すれば、ネイティブの表現をそのまま暗記できます。

YOUTUBE動画の字幕をダウンロードするCGI で、URLを入力すれば字幕だけを抽出できます。

それをコピペして、メモ帳に貼り付ければ音読の教材になります。

動画を見ながら音読もすれば、リスニング力とスピーキング力の両方を鍛えられます。

オンライン英会話を600時間やろう

「発音」と「音読」はリハーサルのようなものです。

ここからは、実際に「本番」で実践しましょう。

英会話の練習で一番コスパがいいのは、オンライン英会話です。

オンライン英会話は今では多くの人が利用しています。

実際に、私も1000時間ほどレッスンを受けました。しかし、最初の頃は何も喋れなくボロボロの状態でした。

初心者の人が、何となく話せるようになるには500~600時間は必要です。

海外生活で不便のないレベルだと、1000時間は見ておきましょう。

初心者の人は、次のことを英語で作文して覚えてください。

  1. 自己紹介
  2. 趣味について
  3. 仕事について

まずは自分のことや、身の回りのことについて英語で話せるようになりましょう。

何もネタがない状態でフリートークなんてしたら、目も当てられないことになります。(過去の私…)

いきなり英語で話すのは無理があります。ですので、英作文をして、あらかじめ言うことを暗記してください。そして、それを音読して練習してください。

レッスンでは必ず自己紹介タイムがあります。そのときに、覚えた英語を試しましょう。

おそらく間違えることも多いでしょう。しかし、それでいいのです。

何回も失敗して、繰り返して会話はできるようになります。毎日25分のレッスンを続けましょう。

オンライン英会話はたくさん見ましたが、私は「DMM英会話」を利用しています。講師の質もいいですし、ネイティブの先生もいるので重宝しています。

日記を書こう

会話力を伸ばすには、日記は有効です。

なぜなら、日記では普段の出来事や、言いたいことを書き、それを英会話で使うことができるからです。

例えば、「この間、映画館に行った」という話をオンライン英会話でします。

このようなことを英語で言うとしましょう。

しかし、話してる途中で

などの疑問が出てきます。こうなると、パニくって言いたいことがうまく言えず、黙ってしまいます。

もし、日記を書いていれば、上記の内容をインプットできた状態になります。あらかじめ単語やフレーズが頭にあるので、スラスラと話せるでしょう。

日記は言いたいことを先回りして覚えておくためのものです。

英語ができる人は、このストックがたくさんあります。なので、スラスラと会話できるのです。

初心者の人やスピーキングに悩んでる人は、日記を書いて、音読しましょう。

ストックが増えれば、会話力は劇的に向上しますよ!

まとめ

この記事では、エンジニアが英語を学ぶメリットと英語の勉強法についてまとめました。

最後にもう一度内容を確認しましょう。

エンジニアが英語を学ぶメリット

エンジニアの英語勉強法

  1. 目的を決める
  2. 必要な英語力を知る
  3. 目的別に勉強をする

「英単語を覚えて、分かりやすいコードを書く」の勉強法

  1. 技術に関連した英単語を覚える
  2. 関数や変数の名前の付け方を知る

「英語の技術情報を読んで、ブログにアウトプットする」の勉強法

  1. 英文法を理解する
  2. 英文読解力を上げる
  3. 英語を多読する

エンジニアにとって、英語力は重要です。

英語ができると情報のインプット量が変わります。

リモートワークが当たり前になると、海外のエンジニアと働く機会も増えるでしょう。

英語を武器にして、エンジニアの価値を上げましょう。

英語学習が目的になってはいけません。

英語学習の先に「何を叶えたいか」を意識してください。

エンジニアの本業はプログラミングです。プログラミングを支えるツールとして英語を活用しましょう。

エンジニアの人はこの記事を参考に、英語学習を始めてください!

未経験からエンジニアを目指している人は、プログラミング学習と同時に英語も少しずつ学びましょう。良いコードを書くには、英語力も必要です。

【初心者のための】未経験からWebエンジニアになる3ステップ【完全保存版】