Androidエンジニアについて今日は紹介するよ!
- Androidエンジニアって?
- Androidエンジニアの仕事内容って?
- Androidエンジニアの年収は?
- Androidエンジニアの今後は?
などの疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています!
この記事では、現役のエンジニアがAndroidエンジニアの仕事内容や今後の将来性、Androidエンジニアになる方法について解説します!
記事を読めば、Androidエンジニアの仕事内容やスキルについて理解できますよ!
それでは、見てみましょう!
- Androidエンジニアに興味がある人
- Androidエンジニアに必要なスキルを知りたい人
- Androidエンジニアになる方法を知りたい人
目次
Androidエンジニアの仕事内容とは
Androidエンジニアとは、Android向けのアプリを開発するエンジニアです。
Android向けのアプリとは、Android OSがインストールされている端末で使われるアプリのことを言います。Androidのスマホを使っている人はわかると思いますが、Goolge Playでダウンロードして使っているアプリのことです。
Android OSがインストールされている端末のことをAndroid端末と言います。スマホやタブレットも含めてAndroid端末です。
スマホに関して言うと、多くの企業が端末を製造しAndroid OSを搭載しています。
- Pixel
- Nexus
- Xperia
- Galaxy
- LG
- GALAXY
- Huawei
Androidエンジニアの仕事は、Androidアプリの見た目(UI)や動き、アニメーションなどを実装することです。データの保存などはアプリ側でなく、サーバーサイドで処理するパターンが多いです。
見た目(UI)や動き、アニメーションを実装すると聞くと、フロントエンドエンジニアやマークアップエンジニアと似ているように感じるでしょう。
両者の違いは開発する対象です。
フロントエンドエンジニアやマークアップエンジニアが「Webサイト」を担当するのに対して、Androidエンジニアは「Androidアプリ」のみを担当します。
職種 | 対象 |
フロントエンドエンジニア
マークアップエンジニア |
Webサイト、Webアプリケーション |
Androidエンジニア | Androidアプリ |
また、扱うプログラミング言語も異なります。
フロントエンドエンジニアやマークアップエンジニアが「HTML&CSS」「JavaScript」を使うのに対して、Androidエンジニアは「Kotlin」「Java」などのプログラミング言語を使用します。
扱うプログラミング言語や技術も異なるので、全く別の職種と理解しておきましょう。

開発するアプリは、ビジネスによって様々です。
- ショッピンングアプリ
- 漫画アプリ
- ゲームアプリ
- 音楽アプリ
- チャットアプリ
いずれもKotlinとJavaによってできています。
アプリはGoogle Playでインストールできます。Goolge PlayはApple Storeで異なり、審査が比較的緩めです。そのため、個人開発でAndroidアプリを作る人が増えています。
プログラミングに関わらない人だとイメージできないと思うので、一般的にアプリ制作の流れを見てみましょう。
- 企画・設計
- デザイン
- 実装
- 公開
- 運用
簡潔にまとめると、このようなフローです。
初めにAndroidアプリの「企画」が立ち上げられます。その後、各機能や全体の「設計」をします。
「1. 企画・設計」が終わると、Androidアプリの「2.デザイン」作業がスタートします。
デザイン業務は、デザイナーが担当します。figmaやXDなどのデザインツールを使って、アプリの画面を一つずつ制作します。
デザインが決定したあとは、Androidアプリを制作する「3.実装」のフェーズに入ります。
この「3.実装」がAndroidエンジニアの担当になります。
「2.デザイン」で作成されたデザインモックをもとに、Androidエンジニアがプログラミングをして、実際のAndroidアプリを制作します。Androidエンジニアがデザインをすることはなく、デザイナーと相談しながら画面を実装します。
しかし、フロントエンジニア同様に、Androidエンジニアもユーザーが触れる部分を作ります。そのため、デザインの知識が求められる場面も多いです。Androidエンジニアを目指す人は、デザインの勉強をするのをおすすめします。デザイナーとのコミュニケーションもとりやすいですし、ユーザー視点に立ったアプリを作れるようになります。
まとめると、Androidエンジニアの仕事内容は「AndroidアプリのUIや動き、アニメーションを実装する」ことになります。
Androidエンジニアに必要なスキルとは
では、Androidエンジニアが必要なスキルを見てみましょう。
- Kotlin / Java
- 状態管理・ライブラリ
- アプリのアーキテクチャ
- Android Studio
- UI・UXデザイン
- Material Design (Android向け)
引用元: kotlin
Androidアプリの開発は「Kotlin」を使用します。
Kotlinは2011年に発表されたプログラミング言語で、2017年にAndroid公式のプログラミング言語とされました。
Kotlinは、簡潔に言うと「Java」をさらに進化させたプログラミング言語です。モダンな特徴を取り入れて、Javaよりもシンプルにコードを書けるという特徴があります。また、KotlinからJavaのコードを使うことも可能です。
これからのAndroidアプリはKotlinが主流となります。
Androidエンジニアを目指す人はJavaではなく、「Kotlin」を学びましょう。
状態管理・ライブラリ
Androidの開発には、様々なライブラリやフレームワークを使います。Androidエンジニアはこれらを使いこなしていく必要があります。
特に、「状態管理ライブラリ」はほとんどの開発で使われるでしょう。
状態管理ライブラリとは、アプリ内のデータの保持をサポートするツールです。Android開発ではデータの管理が重要で、規模が大きくなるにつれ複雑になりがちです。それを解決するために状態管理ライブラリが使われます。
Android開発で主要な状態管理ライブラリは次の通りです。
- RxKotlin
- Coroutines
- Formula
- Redux
RxKotlinを使っている企業は多く、MVVMパターンを実装するためによく使われます。
Coroutinesは、Kotlinの開発元のJetBrains社によって提供されている非同期処理ライブラリで、軽量な非同期処理を扱うことができます。
Reduxは、WebフロントエンドのReactで導入されたライブラリで、KotlinやSwiftにも応用されています。状態変化の追従がしやすく、メンテナンス性の優れたアーキテクチャとしてKotlinでも採用される機会が増えています。
どれも習得のハードルはありますが、使いこなせば強力なツールになります。
アプリのアーキテクチャ
AndroidエンジニアはUIの実装以外にも、アプリのアーキテクチャを考えなければなりません。
初心者の頃は敬遠しがちですが、アプリケーションのアーキテクチャは早いうちから理解しておくのをおすすめします。なぜなら、アーキテクチャ設計はプログラミング開発を効率化するための重要なタスクだからです。ビジネスの規模が大きくなると同時にアプリの機能も増えます。アーキテクチャが適切に設計されていないと、コードは複雑化し、一つ機能を追加するだけでも大きく工数をかけることになります。
しかし、アーキテクチャが適切に設計されていれば、拡張性が高まります。メンテナンス性やテスト性も高くなります。そうすると、機能追加や変更に強い作りになります。
変更に強い作りになると、ビジネスを加速させることができます。
ビジネスを加速できると、いち早くユーザーにサービスを届けることができます。
Web系の企業はこの重要性を理解しているので、アプリケーションのアーキテクチャができるエンジニアを重宝します。
Androidエンジニアは、プログラミングだけでなく、アーキテクチャの理解も深めておきましょう。
Androidエンジニアが使うアーキテクチャは次の通りです。
- MVC
- MVP
- MVI
- MVVM
- Clean Architecture
これらはAndroid開発以外でも、プログラミング全般で使える概念です。バックエンド、フロントエンド開発でもアーキテクチャの概念は重要です。
最初は、MVCを勉強して、そのあとは、MVVMやClean Architectureを理解しましょう。
こちらのGitHubでは、Androidのアーキテクチャがまとめられています。あわせて確認しておきましょう。
Android Studio
引用元: Android Studio
Android Studioとは、Androidのアプリケーションを開発するための統合開発環境です。
統合開発環境とは、プログラミングをしたり、動作確認をしたり、開発全般をサポートするツールです。
Android Studioでは、エミュレーターを実行し、アプリ画面を見ながらプログラミングができます。
エミュレーターとは、スマホをPC上で再現できる技術です。エミュレーターを使用すれば、様々なAndroid端末をテストできます。
この他にも、Android Studioは開発者をサポートする機能が豊富にあります。Androidエンジニアには必須の開発ツールですので、使い方を覚えておきましょう。
UI・UXデザイン
Androidエンジニアの仕事は、アプリのUIを作ることです。
UIとはユーザーが触る部分のことを言います。そのため、UIのクオリティが直接、アプリの使いやすさに関わることになります。
アプリ全体のデザインを考えるのはデザイナーの職務ですが、アプリの動きや使いやすさはAndroidエンジニアの職務になります。
アプリを快適に使えるようにするためには、UI・UXデザインの知識が必要です。
UXとは、「User Experience」の略で、日本語で言うと「ユーザー体験」です。UXが良いとアプリが使いやすいとされます。
例えば、アプリを起動したときに画面が真っ白で5秒後に表示されたとしましょう。その後の動作もカクカクして、スムーズに進みません。これは明らかにUXが良くないですね。
UXの良いアプリとは
- 動きがスムーズで早い
- UIがきれいで、分かりやすい
- 何をすればいいのか直感的に理解できる
- すぐに起動される
などの特徴があります。
Androidエンジニアは、快適なUXをユーザーに提供しなければなりません。そのために、パフォーマンス性の良い設計や実装をする必要があるのです。
Material Design (Android向け)
引用元: Material Design
Material Designとは、Googleが開発、提唱しているデザインガイドラインです。
Material DesignはWebやスマホなど多岐に渡って、使用されています。
Androidエンジニアは、Android向けのMaterial Designのガイドラインを読んでおきましょう。
ガイドラインでは、
- Patterns
- Usability
- Components
- Layout
- Sytle
- Animation
など、アプリに関わるデザイン作法を指南してくれます。
品質に関するガイドラインもあり、
- TVアプリの品質
- タブレットアプリの品質
- アプリの品質
なども説明しています。
デザインの知識があるとないとでは、アプリのクオリティに違いが生じます。Androidエンジニアは必ず読んでおきましょう。
Androidエンジニアの年収は?
Androidエンジニアの年収は、どのくらいでしょうか。Androidエンジニアを目指す人は気になるところでしょう。
転職支援サービスなどを見ると、Androidエンジニアの年収は400〜700万円程度とされています。
こちらはモバイルエンジニアですが「求人ボックス給料ナビ」によると、平均年収は「548万円」となっています。
引用元: 求人ボックス給料ナビ
また、転職サイトGreenを見ると、Androidエンジニアの年収は「500万〜1000万」が多いです。
引用元: Green
日本の平均年収と比べると、高い傾向ですね。
スキルの高いAndroidエンジニアは独立して、もっと稼いでいます。
エンジニアは作ってナンボの世界なので、スキル次第ではもっと高い年収を狙うことも可能です。
Androidエンジニアの今後の将来性は?
Androidエンジニアは今後も活躍が期待されるでしょう。
なぜなら、アプリの需要は年々増えており、市場も拡大しています。それに伴い、企業はAndroidエンジニアを必要とするからです。
引用元: 「『モバイル市場年鑑 2020』 サマリー」
求人サイトでもAndroidエンジニアの需要が高いのがわかります。実際に、Androidエンジニアを探している企業はたくさんいます。
これからAndroidエンジニアを目指す人は、上記で挙げたスキルを参考にして、プログラミングを始めてみましょう。そして、新しい技術を常にキャッチアップしていけばエンジニアの価値を高め続けられます!
Androidエンジニアになるためには
Androidエンジニアになるためには、上記であげたスキルを身につける必要があります。
- Kotlin / Java
- 状態管理・ライブラリ
- アプリのアーキテクチャ
- Android Studio
- UI・UXデザイン
- Material Design (Android向け)
Progateなどのプログラミング学習サイトを活用すれば、簡単にプログラミングを始められますよ!「Git」や「コマンドラインツール」を学べるので試してみてください!

また、UdemyなどでKotlinの基礎を学習しましょう。Android開発のフローなども学べます!
次に実践として、ポートフォリオやアプリを作りましょう。
アウトプットすることでプログラミングをより理解できます。基礎ではプログラミング言語の特徴や使い方を学び、実践ではアウトプットすることで効率的にプログラミングを習得できます。

エンジニアになるための具体的なステップは次の記事で解説しているので、参考にしてくださいね!

最短でAndroidエンジニアになりたい人は
最短でAndroidエンジニアを目指すひとは、プログラミングスクールに行きましょう!
独学でも勉強できますが、時間がかかるのは事実です。
実践的なスキルをつけるにはプログラミングスクールの方が効率的です。
なぜなら、プログラミングスクールだと実践的な課題をやったり、プロのエンジニア講師にいつでも質問できるので独学よりも早く習得できるからです。
初心者の頃は、エラーに遭遇すると挫折しやすいです。プロに教わった方が自分で調べるより遥かに効率的です。
例えば、TechAcademyだとAndroidエンジニアに必要な技術を体系的に身につけられます。
- 「Androidアプリコース」 … オリジナルアプリをGoogle Playに公開
すぐにAndroidエンジニアに転職した方は検討してくださいね!
まとめ
この記事では、Androidエンジニアについてまとめました。
Androidエンジニアは今後の将来性も高く、需要の高い職種です。Androidエンジニアに転職して、スキルアップすれば高収入も狙えるでしょう。
Androidエンジニアを目指す人は、まずはプログラミング学習を始めましょう!
今ではたくさんのプログラミング学習サイトや本があります。実際にコードに触れると、プログラミングの雰囲気を掴めますよ!
皆さんがエンジニアになれるのを応援しています!