プログラミング学習で、時間が無駄になってしまう理由と対策について解説するよ!
- プログラミング学習で、時間の無駄をしたくない
- 効率的なプログラミング学習って?
などの疑問をお持ちの方の悩みを解決できる記事になっています!
近年、IT・Webエンジニアの需要が急速に高まっています。それに伴い、プログラミング学習を始める人が増えてきました。
プログラミングを習得すれば、手に職をつけることができます。
しかし、プログラミングの習得は時間がかかります。一般的に、実践レベルになるためには、300時間必要と言われています。
多くの時間をプログラミングに投資するわけですから、効率的に習得したいですよね。
プログラミング学習サイト、プログラミング本、プログラミングスクールに入会するなど、勉強の仕方は様々です。
実際、初心者の頃は、何も分からずに遠回りをしてしまいがちです。
- 「本やプログラミング学習サイトをずっとやっているけど、成長の実感を感じられない…」
- 「半年以上、文法を練習しているけど、一向にウェブサイトを作れるようにならない…」
- 「たくさん本を買ったけど、意味なかった…」
など、無駄に時間と労力だけ消費してしまう人が多いです。
この記事では、初心者の人が陥りやすい無駄になるプログラミングの勉強の仕方とその対策を解説します。
記事を読めば、効率的なプログラミング学習を理解できますよ!
それでは、見てみましょう。
- プログラミング学習で、時間を無駄にしたことがある人
- 効率的なプログラミング学習を知りたい人
目次
こんなプログラミングの勉強は無駄になる
初心者の人が陥りやすい、無駄になるプログラミング学習は次の通りです。
- 目標がない
- インプットしかしてない
- プログラミングスクールに入っただけで満足してる
一つずつ見てみましょう。
目標がない
プログラミング初心者の人で、やりがちなのが、目標や目的を持たずにプログラミング学習をしていることです。
前述した通り、プログラミングの習得には時間がかかります。プログラミング言語の仕様、サーバー周りの知識、Webサイトの仕組みなど、覚えることはたくさんあります。
そのため、明確な目標がないと、途中で挫折してしまう可能性が高くなります。
- 「とりあえず、Rubyが良いって言われたから勉強してる…」
- 「何となくプログラミング学習サイトをひたすらやってる…」
- 「いつか役立つかなって思ってやってる…」
このような理由で続けていると、いずれ壁にぶち当たります。そして、そのままプログラミング学習を辞めて、今までの時間が無駄になってしまいます。
プログラミングの勉強で大事なことは、プログラミングを学ぶ理由をはっきりさせることです。
理由をはっきりさせると、行動すべきプロセスが具体的に見えてきます。
例えば、「バックエンドエンジニアに転職して年収アップさせる!」であれば、次のような行動をとれるでしょう。
- バックエンドエンジニアに必要な技術を理解する
- プログラミング学習サイトでRuby、Ruby on Railsの基礎を学ぶ
- 参考書でサーバーやWebサイトの仕組みを学ぶ
- UdemyでRuby on Railsの基礎を学ぶ
- Udemyで実践的なRuby on Railsの使い方を学ぶ
- より実践レベルになるために、プログラミングスクールに通う
- 転職用のポートフォリオやWebアプリを3個作る
- プログラミングスクールの転職支援で転職活動を始める
このように目標が持てれば、具体的なステップを逆算できます。
具体的なステップがあると、「何のために勉強しているか分からない…」という事態に陥ることがなくなります。
そのためには、「目標を叶えるために何が必要か」を徹底的に調べましょう。
ロードマップがあれば、途中で迷うことはありません。モチベーションが一時的に下がることがあるかもしれませんが、すぐに取り戻せます。なぜなら、次にやるべきことが、分かっているからです。
まだプログラミング学習の目標がないという人は、この機会にしっかりと考えてみましょう。目標は、なるべく具体的にものにしましょうね。
インプットしかしてない
プログラミング初心者の人が、やりがちなのが「インプット中心の学習」です。
- プログラミング学習サイトで、色んな言語のチュートリアルをやっている
- プログラミング本を何冊も読んで満足している
このような人は、要注意です。
インプット学習が無駄だとは言いません。
しかし、プログラミング学習で注意してほしいのは、常にアウトプットを意識することです。
なぜなら、アウトプットすることで、プログラミング学習効率を圧倒的に上げることができるからです。
現役のエンジニアである私の経験上、これは間違いありません。
実際に、アウトプットすることは学習定着率を上げると言われています。
アメリカ国立訓練研究所の研究によると、「自ら体験する」「他人に教える」というアウトプットは学習の定着率が一番良いとされています。
引用元: 「平均学習定着率が向上する「ラーニングピラミッド」とは?」
プログラミング学習で言うと、Webサイトを作ったり、サーバーサイドのAPIを実装するのが、「自ら体験する」に該当しますね。
Qiitaやブログに記事を投稿すれば、「他の人に教える」と同じ定着率があるでしょう。
実際に、私も技術ブログを書きますが、書く前と書いた後では、理解の度合いが断然に違います。
記事を書くために、本を読んだり、ドキュメントを調べたりと、たくさんのことをインプットします。そして、それを分かりやすいように書かなければなりません。その過程で、思考や知識の整理ができます。
成長の実感が感じられないという人は多いです。そんな人は、プログラミングの基礎を学習したら、必ずアウトプットしてください。成果物ができれば、転職時の良いアピール材料になりますし、何より、成長の実感を大きく感じられますよ!
「そんなこと言われても、何を作ればいいか分からない…」
と言う人もいるでしょう。
具体的なアウトプット対策は、次の章で詳しく解説しますね。
プログラミングスクールに入っただけで満足してる
プログラミングスクールに通って、プログラミングを始める人も多いと思います。
実際、プログラミングスクールは、プログラミング学習から転職支援までセットになっているので、最短でエンジニアになりたい人にはおすすめです。メンターのプロのエンジニア講師に質問したり、未経験者でも効率的にプログラミングを学習できる環境が揃っています。
例えば、TEC CAMPなどでは、学習時間内容が600時間分で、メンターに質問し放題です。
しかし、全てをプログラミングスクールに頼ってはいけません。
「プログラミングよく分からないけど、とりあえず通えば出来るようになるよね?」
「授業を全部こなせば、転職できるよね」
など思っている人は、要注意です。
プログラミングスクールは、生徒の学習を最大限にサポートしてくれますが、実際にプログラミングを習得できるかは、自分の努力次第です。
自主学習の延長で、プログラミングスクールのサポートを活用してください。
ただ、授業を受けるだけでなく、自分が主体的になって取り組みましょう。
「自主学習 + プログラミングスクール」がエンジニアへの一番の近道です。
【転職もサポート】おすすめのプログラミングスクール3選!【現役エンジニアが厳選】プログラミング学習を無駄にしないために
無駄になるプログラミング学習の理由を見てきました。では、次は、無駄にならないプログラミング学習のポイントを見てみましょう。
効率的なプログラミング学習のステップは、次の通りです。
- プログラミング学習サイトでコードを書いてみる
- プログラミング本を読む
- 作りたいものを決める
- 作り方を知る
- 実際に作ってみる
大きく分けて、「基礎を学ぶ」、「実践を学ぶ」があります。
「基礎を学ぶ」では、まずはプログラミングに慣れましょう。
プログラミング言語を実際に書いて、どのように動くのかを知ることから始めます。また、プログラミングの本で、「プログラミングとは何か」、「ウェブサイトの仕組み」、「アプリとは何か」について学びます。
この段階では、まだ完全に理解していなくても大丈夫です。気負いせずに、「プログラミングってこんな感じなんだぁ」ぐらいの感覚で大丈夫です。
一番重要なのは、「実践を学ぶ」ステップです!
エンジニアは作ってナンボの世界です。
プログラミング力を上げたいなら、アウトプットを常に意識してください。
前述した通り、アウトプットすることによって、圧倒的に成長できるからです。
ウェブサイトやLP、アプリなど何でもいいので、実際に何か作ってみましょう。
プログラミングは、Webサイトやアプリを作るためにあります。ただプログラミングを学んだだけでは意味はありません。
Webサイトを作る過程でプログラミングをより理解することができます。
例えば、次のようなものでもいいでしょう。
- HTML&CSSを習得するために、WebサイトやLPを真似して作る
- モダンなJavaScriptを習得するために、Reactを学習して、シングルページアプリケーション(SPA)を作る
- Ruby on Railsを習得するために、TwitterのようなSNSを作る
また、制作物以外でも、次のようなアウトプットがあります。
- ブログ
- Qiitaの記事
- Mediumの記事
- Githubのソースコード
- OSSへのコミット
例えば、ブログやQiitaに技術系の記事を投稿するのはおすすめです。
アウトプットをする際に、必ずたくさんのことをインプットします。
そして、それを分かりやすいように書かなければなりません。
その過程で、思考や知識の整理ができます。
自分の成長にもなるし、アピールの材料にもなるので一石二鳥ですよ!
これらの詳しい方法は、次の記事で紹介しています。具体的な方法があるので見てくださいね。
初心者でもできる!Webエンジニアになれるプログラミング独学勉強法【現役エンジニアがおすすめ】まとめ
この記事では、初心者の人が陥りやすい無駄になるプログラミングの勉強の仕方とその対策について解説しました。
- 目標がない
- インプットしかしてない
- プログラミングスクールに入っただけで満足してる
反面教師として、自分が陥っていないか意識してください。
プログラミング学習を意味ないものにするか、しないかは、自分の努力次第です。
大事なことは、目標を持って、地道に取り組むことです。
プログラミング学習に抜け道はありません。コツコツと努力をすれば、必ず成果は出ます。
独学でも、プログラミングスクールでも、目標をやり遂げた人は必ず努力をしています。
「プログラミングなんて、勉強しても意味ないよ」
「プログラミングスクールなんて無駄、行く意味ない」
など、ネガティブなことを言う人もいるでしょう。
重要なのは、自分が主体的に取り組むことです。
独学も、プログラミングスクールを有効活用するのも自分次第です。
せっかく自分のために投資するんですから、無駄にしないように頑張りましょう。
皆さんが、エンジニアになれるのを応援していますよ!